「じゃあ俺、行くわ」
「、…ッ…」
「今までありがとうね」
「……、…ッ……」
歩き出す背中に最後まで聞こえてくる、涙を流す息遣い……
愛しくて、
愛しくて、
手放したくなくて……
何度も止まりそうになる足に、何度も何度も言い聞かせて……
「、ッ…りつ、くん、…ッ、、、…」
振り払うように聞こえないフリをした声に、最後に思う。
どうしても、
どうしても、
どうしても2人で倒れそうになったときは、
大丈夫。
いつでも俺が見てるから。
いつでも俺が守るから。
弱虫な弟と妹を。
俺がちゃんと、守るから……


