やがて春が来るまでの、僕らの話。


【ハナエside】




律くんを待っている時間が、長くて、長くて……

もうこのまま帰って来ないんじゃないかってくらい、永遠みたいに長く感じる……


「………」


柏木くんが死んでしまう。

その恐怖は、想像を絶するものだった。


怖くて怖くて怖くて……

胸の中で割れたガラスが、そのまま突き刺さっているみたいに今も痛い。

いつかまた、同じことが起こるんじゃないかって。

いつか本当に、もう二度と会えないところに消えてしまうんじゃないかって……


それを考えたら怖くて、

怖くて……


恐怖に怯えながら、

気がついたら、泣きながら眠っていた……