やがて春が来るまでの、僕らの話。




ハナエちゃんが悩んで決められないなら、俺が決める。

全部、悩みも悲しみも苦しみも、全部俺に預けてくれていいから。


「怖い日も、笑えてる日も、俺が一緒にいるから」

「、…」

「もうなんにも考えないで、一緒にいよう」


耳元から聞こえてきたのは、涙交じりの細い声。


「でも、…柏木く、」

「カッシーのこと、考えちゃうならそれでもいい」

「、…」

「苦しいなら俺が守るから。悲しくても俺が守るから」


俺が絶対、守ってみせるから。


「ハナエちゃんのことも。カッシーのことも」

「……」

「俺が絶対、守る」

「、…」



絶対に、全部守ってみせるから……