やがて春が来るまでの、僕らの話。





抱きしめる俺と抱きしめられるハナエちゃんの間に、無言の時間が流れてく。




“ハナエちゃんが好きって意味”




言ったはいいけど、このあとってどうすりゃいいの?



「、」

「、…」



なにこれ、この無言、いつまで続くの……



え、俺が先になんか言うべき?



わかんなくて耐えられなくて、なにかを言おうと口を開きかけたとき、ハナエちゃんのほうが話し始めた。



「あの、」

「……」

「あのね、私」



俺の腕から抜けだしたハナエちゃんは、そのままそこで俯いた。


俺、今からなに言われんの?


振られる?


もし振られたら、俺どうすればいいの?



「私、律くんのこと、」



ピンポーーーーンピンポンピンポンピンポーーーン



「……。」

「、…」