やがて春が来るまでの、僕らの話。



「あれ、起きてたんだ?」

「水持ってきて」

「はい?」

「水ー」


うつ伏せに寝転がっての上目使いは反則だ。









「はい、お水」


お水を渡すと、柏木くんは起き上がってゴクゴク一気に飲み干した。

喉、相当渇いてたんだな。


「つーかさぁ」

「うん」

「昨日ってなにしてたんだっけ?」

「はい?」

「あー飲み会か、うわ、ほとんど記憶ねぇ」

「……」



記憶がない、だと?




───“…俺はお前が好きだったよ”




てことはあれも記憶にないってことですか?


そういうことなんですか?



「あー、ねっみぃー」

「カッシー、はいこれ。みっちゃんからのラブレター」

「うわ、恐ろし~」




この男……


私のドキドキを返して!!!