やがて春が来るまでの、僕らの話。



「少し横になる?」

「、…」

「ベッド使っていいから、ちょっと横になりなよ」

「うん…」

「立てる?」

「うん、…うわわ、!?」



立ち上がった瞬間、世界が回った。

ワインのお酒が一気に体に回って、体をフラフラと揺らす。



「え、杉内とカッシーと同じ状態じゃん」

「ま、回ってる~…」

「取り合えず寝よ!水飲んで寝よ!」

「うぅ…」


律くんに支えられながら、どうにかキッチンを出た。

みんなの視線が一斉に集まったけど、そこはほとんどが酔っ払いの世界と化しているから誰も心配してこない。


かろうじて平常心を保っているみっちゃんと若瀬くんが、私の状態を見て苦笑いしているだけ。


うぅ……もうお酒は控えよう。



世界が回ったまま、寝室にあるふかふかのベッドに倒れ込んだ。

今更さっきのワインのお酒が凄い勢いで効いてきて、目を閉じてもグラングラン回っている。


なんかもう、気持ちいいや、この感じ。