やがて春が来るまでの、僕らの話。



それからしばらく時間が経った頃。

3缶目の缶チューハイがなくなったから、冷蔵庫に取りに向かった。


3缶でこんなに頭がクラクラしてる私は、やっぱりお酒弱いのかな……



「何飲もうかな」


冷蔵庫の中を見渡すと、まだまだ沢山の種類がある。


「これにしよ」


手に取ったのは、ワインのお酒。

ワインの恐ろしさを知らぬまま、味を確かめる為にその場で蓋を開けて飲んでみた。


「プハー、ダメだぁ、もう飲めなぁい」


元々酔っていた体の中に、更に強いアルコールが沁みていく。

思考回路は朦朧として、立っているのも精一杯。


フラフラする体に耐えられなくて、冷蔵庫を背もたれに、その場に座り込んで足を伸ばした。


もう飲めない、そう言ったはずのお酒をその場で1人飲み続ける。


リビングからはみんなの笑い声が聞こえるし、私以外にも相当酔っている人もいる。


やっと酔いがみんなに追いついたぐらいな気もするけど、この場所からは誰が酔っているのかもなんにも見えない。