やがて春が来るまでの、僕らの話。



「すげーなみっちゃん、背高ぇ」

「てかみっちゃんいい匂い」


突然現れたオネェキャラに、南波くんと杉内くんは興味津々で食いついている。


「みっちゃん超いい子だから、仲良くしてあげてね」

「出来れば断りたい頼みなんすけど」

「まぁまぁカッシー、いいじゃん別に」

「物好きだねぇ、律くんは」


賑わうカウンターの一番端に座る柏木くん。

彼の腕に、みっちゃんはピタリと寄り添った。



「……おい」

「いやん、私冷たい男に惹かれるの、これって運命?」

「離れろ光男!」

「光子だっつってんだろーがァ!!」


そんな2人のやりとりに、南波くんはお腹を抱えて大爆笑。



「ねぇ、みんなこの後って予定ある?」

「別にないけど」

「じゃあさ、久しぶりだし今日は朝まで飲み明かそうよっ」


武田さんの提案に、五人は顔を見合わせた。