君だけが、ずっと好き。

「瑛茉」




凛とした声が耳に入り、声の元を見る。



家の目の前の電柱に寄りかかっていた伊吹と目が合ってしまった。




(目、そらせない…)




伊吹がどこか怒ったような、冷たい目をしていたから。




(さっきまで普通に喋ってたのに…)




「え、と…ど、どうしたの?こんな時間に…」




伊吹から私に連絡をくれることも、会いに来てくれることも滅多にない。


…まぁ、状況が状況だから素直に喜べないんだけどね。



いつもの私だったら伊吹から連絡が来ただけでウキウキなんだろうけど。