「乙女に手を出すな!!そもそもお母さんのことババアとか言っちゃダメでしょ!まったく、万年反抗期くんは困っちゃう」




私は生意気イブちゃんの頭をバカにするようにポンポンと叩いてやった。





「あーあ、もう家ついちゃった」




なんて、言っては見るけどそれは当然。




だって私の家は伊吹の家から徒歩30秒。


曲がり角を1つ曲がるだけでついちゃう距離だから。




「ったりめえだろ。近いんだから」




送らなくていいって言ってるのに、無駄に過保護な伊吹は日が暮れると必ず家まで送ってくれるんだ。




お前はパパなのか?って聞きたくなるくらい、伊吹は私に過保護。