女子部屋で喋ってるのも楽しいけど、私からしたら伊吹がそこにいれば楽しさは倍。
同じ空間にいてくれるだけでいいの。
「何にやにやしてんの、きもい」
「にやけてた!?って、キモイとかひどい!!」
私は自分の頬にで手を当てて伊吹を睨む。
ニヤけてるつもりなんてなかったのに、こんなんじゃ私の気持ちがいつバレてもおかしくないよ…
感情を表情に出さないように訓練しなきゃ。
…まあ伊吹もにぶにぶだから大丈夫だけど。
「1人で百面相すんなばーか」
あ、笑った。
伊吹の笑顔見れたし、バカにされたけどまあいっか。
「瑛茉ー、伊吹ー、トランプしよ!」
「する!伊吹、いこ!」
「仕方ねえな…」



