「…と、言うわけでお邪魔しまーす!」 2回ノックして、はーいって返事があってガチャっと鍵の開く音がした瞬間、思いっきり外からドアを押し開いた。 「は?天羽さん?は?え、お?」 開いた勢いでしりもちをついちゃったクラスの男の子が私を見て目を丸くした。 「ちょっとバカ!瑛茉、声でかい!」 「わっ」 私は由紀に口を塞がれたまま部屋に押し込まれた。 尻もちを着いたままの少年は、私たち6人がぞろぞろ駆け込んで来る様子を見て口をパクパク。 …うん、なんかごめん。