カンナさんを 看病に行って以来

暫く カンナさんからは 連絡がなくて。


私と奏斗は 幸せな時間を 過ごしていた。


夏休みには 2人で グアムに旅行して。

海外の解放感に 私達は もっと強く結ばれた。


奏斗は カンナさんに はっきり言ってくれたのか

私と 一緒にいる時間に 

カンナさんから 電話が入ることも なくて。


こんな時間が ずっと続くと 私は 信じてた。

もう カンナさんに 邪魔されることは ないと…


でも それは 私の 勝手な思い込みだった。


奏斗は カンナさんに 呼ばれると 行ってしまう。

どうしてなのか わからなくて。

私は 何も 信じられなくなってしまった。