「〝寄り添うのが上手い〟……かぁ。社内ではあんまりそういうイメージないよね。嫌な人じゃないし頼れるんだけど、とっつきにくくて緊張しちゃう」
「わかる。堂々と言いたいこと言っちまうから、なにげに敵も多そうだし」
続けて正直な会話も聞こえてきて、私は内心苦笑する。
さっきの高海と同様、慧さんの仕事ぶりが評価される一方、愛嬌のなさに気後れしてしまう社員は多い。
会社全体の統率は取れているから問題ないだろうが、もう少しフレンドリーになってもよさそうな……。
パソコンの画面を見ながらなんとなく考えていると、後方のふたりの「やば、こっち来た」という声が耳に入る。
それに反応してふと視線を上げた私は、斜め前方から歩いてくる社長様の姿を捉えた。彼も私を見ている。
え……え? 慧さん、私のところに来ようとしてる?
「わかる。堂々と言いたいこと言っちまうから、なにげに敵も多そうだし」
続けて正直な会話も聞こえてきて、私は内心苦笑する。
さっきの高海と同様、慧さんの仕事ぶりが評価される一方、愛嬌のなさに気後れしてしまう社員は多い。
会社全体の統率は取れているから問題ないだろうが、もう少しフレンドリーになってもよさそうな……。
パソコンの画面を見ながらなんとなく考えていると、後方のふたりの「やば、こっち来た」という声が耳に入る。
それに反応してふと視線を上げた私は、斜め前方から歩いてくる社長様の姿を捉えた。彼も私を見ている。
え……え? 慧さん、私のところに来ようとしてる?



