最後の一夜のはずが、愛の証を身ごもりました~トツキトオカの切愛夫婦事情~

「でも、いろはにはちょっと難しいかもね?」
「いいんだ、今はわからなくても。それにこれは、母親三年目になった一絵へのプレゼントでもあるから」


慧さんはこちらに手を伸ばし、頬に手を添えて、いくつになっても美麗な笑みを浮かべる。


「いろはを生んでくれて、俺を愛してくれてありがとう」
「……こちらこそ、ありがとう」


私も何度だって感謝したい。悲観していた結婚生活が幸福に一変したのも、かけがえのない宝物を授かったのも、すべてあなたのおかげだ。

これからも一緒に未来を彩っていこうと心に誓い、穏やかで甘いキスを交わした。


私たちの間には、すやすやと眠る愛娘と、カラフルに描かれた美しい世界が横たわる。

これは、私たちが最愛の夫婦になるまでの──トツキトオカの物語。


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