久遠くんの溺愛が止まりません

ハーフタイムではついにダンス。
いつもより大勢の人がいてがくがく足が震えてくる。

「小春、大丈夫?生まれたての小鹿みたいになってるけど。」とほのちゃん。

「だ、だいじょうぶ…」

嘘。大丈夫じゃない。
緊張が止まらないし、よくわかんない汗が出てきた。

でも、頑張らないと…

部長ののりかちゃんが
「あんなに頑張ってきたんだから平気だって!ほら、笑顔笑顔っ」って。

そうだ笑顔。
忘れてた。

本番は練習したおかげであんなに緊張したけど…


自然と体が動いた。

本当にあっけなく終わってしまった。

相手の高校のダンスも息がそろっていてすごく素敵だった。