「嘘だよ。ごめん、ちょっといじわるしすぎたか。」

裕人くんは優しく頭をなでて、大人なキスをしてくれる。
いつもの触れるだけのキスとは違う特別なキス。


「もっとして……」

左腕に抱きついておねだりすると「小春、それヤバい」と悶える様子。

何がヤバいの?と頭にはてなマークを浮かべてると
赤くなりながら「胸当たってるって…」と。


!!!??


「しっ、失礼しましたっ!」

慌てて離れると「急に敬語? 」
軽く笑いながら裕人くんは近づいてきて、お望みのキスをしてくれた。
思わず吐息が漏れる。


「まだ知らない小春を見せて。
気持ちいいとこも弱いとこも全部愛してあげる。」


「うん…。こういうことするの初めてだからよく…わかんないの。」


「俺に任せてよ。」

お互いのことをもっと知りたい。
そんな気持ちが重なって二人は一つになった。


裕人くんが愛しくてたまらない。
求められる度に糖度は増し、愛され過ぎてとろっとろに溶けてしまいそう。
これからも祐人くん改め、久遠くんの溺愛は止まらなそうです。


fin.