二日目もクラス行動で定番の観光名所をめぐる。
グループ行動じゃなくて良かった。
教科書で見たことあるようなお寺を見て、バスに乗ってあちこち行って本来なら凄いと感動してるはずなのに全く感情が湧かない。
「ほのちゃん、綺麗だね。」
「…そうだね。」
返事はかろうじてしてくれるけど目も合わせてくれない。
ほのちゃんはこの間みたいに歴史のうんちくを語ることもなく虚ろな表情で外を見つめるのみ。
うなだれて誰に相談することもできず時間が過ぎるのを待った。
こんな修学旅行望んでなかったのに。
「こはるちゃん。…小春ちゃん?」
「…いっくん。」
力なく笑うと
「大丈夫?顔色悪いよ?」
「そう?平気だよ…。」
「ごめん。一昨日のそんなに嫌だった?」
「そういう訳じゃないよ。気にしないで。置いてきぼりにしてごめんね。」
そう言って支払い忘れたあんみつのお金を渡す。
いっくんは少し戸惑って、私の手のひらに何かを置いた。
「これ食べて元気出して。」
去ってしまってから見るとそこには小さなアーモンドチョコレートが。
甘くておいしいはずのチョコは何だか少し苦くて涙の味がした。
グループ行動じゃなくて良かった。
教科書で見たことあるようなお寺を見て、バスに乗ってあちこち行って本来なら凄いと感動してるはずなのに全く感情が湧かない。
「ほのちゃん、綺麗だね。」
「…そうだね。」
返事はかろうじてしてくれるけど目も合わせてくれない。
ほのちゃんはこの間みたいに歴史のうんちくを語ることもなく虚ろな表情で外を見つめるのみ。
うなだれて誰に相談することもできず時間が過ぎるのを待った。
こんな修学旅行望んでなかったのに。
「こはるちゃん。…小春ちゃん?」
「…いっくん。」
力なく笑うと
「大丈夫?顔色悪いよ?」
「そう?平気だよ…。」
「ごめん。一昨日のそんなに嫌だった?」
「そういう訳じゃないよ。気にしないで。置いてきぼりにしてごめんね。」
そう言って支払い忘れたあんみつのお金を渡す。
いっくんは少し戸惑って、私の手のひらに何かを置いた。
「これ食べて元気出して。」
去ってしまってから見るとそこには小さなアーモンドチョコレートが。
甘くておいしいはずのチョコは何だか少し苦くて涙の味がした。

