久遠くんの溺愛が止まりません

「ほのちゃん待って!!話を聞いて。」


「嫌だ。ついて来ないで。」


二人とも体力はすぐ尽きて
ほのちゃんが座っているベンチに腰かけると、ほのちゃんは私とは反対方向に行こうと端に寄る。

避けられてる。。。

「あれは、いっくんの悪ふざけで」


「そんなわけない。いっくんは色んな女の子と一緒にいるけど…本気の子としかそういうことしないもん。」


本気の子って…。やっぱりそうだよね。

「告白されたの?」


「…うん。何で分かるの?」


「好きな人のことだよ。嫌でもわかるよ。」
憂いを帯びた顔でほのちゃんが言った。


「何て返事したの…?」


「ん。……もちろん断ったよ。」


「今の間何?はっきり言った?」


「うん。」
声が小さくなる。


断ったけど、いっくんのことも友達として好きで、もし付き合ったら楽しいかもって言うのは少し頭に浮かんだ。
祐人くんがいるのに。私ってサイテーだ。


ほのちゃんはいっくんが好きで、いっくんは私が好きで、私は…祐人くんが好きなはずで…。


「なんで小春なの?なんで私じゃないの?」
ほのちゃんの目から涙がこぼれる。


「ごめん。一人にして…。」


「…わかった。」


いっくんの所には戻れないし、
ほのちゃんとはこんな風になってしまったし、どうしようもなくてどこかも知らない場所をふらふらと彷徨って、気づいたらホテルに戻っていた。