久遠くんの溺愛が止まりません

「いやー。結構歩いたね!」としみじみとほのちゃんが言う。


「そうだね。こんなに歩いたの久しぶりかも。」


これから高カロリーなスイーツをたくさん食べても、暫くは平気なくらいは歩き回ったので心置きなくスイーツを食べられる。


ふと肩に何かが当たって見てみると紅葉の葉っぱが。
すぐ横に燃えるように赤い紅葉の木がたっていた。


「綺麗な紅葉。」


「もうすっかり秋だよね。」


この間まであんなに暑かったのはどこへやら、あっという間に季節はめぐる。


「あ、写真とっておこ!」


そう言ってほのちゃんはスマホをとりだそうとリュックの中を探す。


さっきから建造物の写真を撮って、撮って撮りまくっていたスマホはほのちゃんの手元になくて…?