そしておばあちゃんは、そっと私の背中を押してくれた。 一歩前に出たところで、ふと振り返る。 「行ってらっしゃい」 ……おばあちゃん。 私も、私もね。 おばあちゃんのことが、大好きだよ。 *☼*ーーーー*☼*ーーーー*☼*ーーーー*☼* 私は、自分でも表情が柔らかくなっていくのを感じながら、教室への階段を登っていった。 昨日に新学期を迎え、登る階数が増えた。 ーーー進級。 本当は、進級なんてとても小さなことだ思っていた。 何の変化も無くて、普段と全く変わらない。