「何があったんだよ
それ話しに来たんだろ?」


「玲奈と寝てるだろって言われた」


「は?」


「俺、玲奈と2人きりで会ったこともないんだぞ?
勘違いされる様なこともなんもしてなくて心当たりないんだよ…」


実際、玲奈と普通に会話している時も理玖の名前が出てきたこともなかった。


「ももちゃんほか何か言ってなかったのか?」


「玲奈から謝られて空気最悪だしどうしてくれるんだって言われて…
それで俺、玲奈が嘘ついたんじゃねぇの?って言ったらさらに怒ってさ…」


「いやでもどう考えても玲奈が嘘ついたとしか考えられないだろ」


「そうだけどももは玲奈大好きだからそんなことするわけないって、俺の言い訳だろうってさ」


…ここまで来ると友情という名の思い込みほど怖いものはない。


ただ玲奈もなんでそんな意味わからない嘘をついたんだ?