「それより朝食を。
コニーってとっても料理がお上手なのね。
先に戴いてしまったけど、美味しかったわ。」

「おう、嬢ちゃん、そりゃ良かったぜ」

いつの間にか仲良くなっていたコニーとヴァレンティーナに僅かばかりの嫉妬心を抱きながらお手製スープを食すことにした


「ヴァーリャ、起きたら居ないから心配したぞ」

「それはごめんなさい。
次から声をかけるわ」

「そうしてくれ」

起きたら居ないというのは心臓に悪い。

彼女がじゃじゃ馬だったことを見抜けなかったとはいえ、この船に乗せる原因を作ったのはレッドだ

レッドは彼なりにヴァレンティーナの身の安全に対して責任を負うつもりでいた

それに彼女に何かあれば首が飛ぶのはこっちだ
それだけは阻止したい