いけない、これは飲みすぎたわ
屋敷では上質な洋酒やワインを飲んでいたヴァレンティーナは慣れない安酒の酔い方に身体が着いて行かなくなって来る
「もう一杯だァ…」
隣のレッドもすでに限界を迎えていそうな気もするが、これ以上飲むのはお互い危険な気がする
「眠くなってきてしまいました…
私の負けですわ、レッドさん」
「ほら見ろォ、俺様の勝ちらァ!
勝利の酒だァ…!」
明らかに酔いが深いのはレッドであるとその場の誰しもが思ったが、負けを認め、今にも潰れそうなレッドを介抱する少女を止める者はいなかった
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