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照りつける太陽

カーテンに差し込む日差し






7月後半


夏、真っ只中の今日は


いつもよりやけに暑い気がする。






隣を見れば


授業中なのにも関わらず


暑さのせいか、机にうなだれている幼馴染のバカが1人









小さい頃からずっと一緒で


家も隣


しまいにクラス、隣の席まで同じな奏多とは






いわゆる




“幼馴染”




ってゆうやつで





物心ついた時からずっと私の隣には奏多がいた。







私は、隣に奏多がいるのは日常茶飯事だったけど




クラスの皆はそんな私達を見て勘違いしたらしい。






___いい感じじゃん



___付き合っちゃいなよ







でもね




私にとって奏多はただの幼馴染でそれ以下でもそれ以上でもない。






もちろん奏多もそんな風には見ていないだろう。




所詮



私達はただの“幼馴染”にすぎない。




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