……めっちゃ子沢山ですよね。


「どれだけ子供がいるんですか。次は魔美ちゃんですか? 魔四郎くんですか? 名前も適当だし」


「ふはははははっ! ワシの性欲もそりゃあ魔王クラスよ! それよりも未来、開店時間が過ぎておるぞ。まだ看板も出ておらぬではないか! かせっ! ワシがやる!」


いつもこうやって、私の仕事を取るんです。


でも……雑用を率先してやってくれるし、素材集めに行った時はお土産もくれるし、許してあげますけどね。


魔王が生まれ変わって五年。


相変わらず魔物はいるけれど、この村は平和です。


少しの犠牲はあったけれど、今は皆幸せに暮らしていますよ。


「さて、じゃあダディはお仕事だから、お家に帰っててね。魔物には気を付けるんですよ?」


「うるせー! ブス! 寸胴!」


「うるちぇー! ブチュ! じゅんどー!」


「ぶちゅ! ひんにゅー!」











おのれ! 魔一郎、魔二郎、魔三郎!


こんな絶世の美女を捕まえて、ブスや寸胴、貧乳とはなんですか!


いつかキュッとしめてやります!


「やれやれ、騒がしいねえ。未来ちゃん、パンを買いに来たけど……もう店は開いているのかい?」


「ふはははははっ! メアリーよ、よく来たな! パンならこの未来が心を込めて焼い……」


あーもう、魔王は黙っていてください。


私は魔王を押し退けると、お店のドアを開けてニッコリと微笑みました。










「どうぞ! 今日も道具屋、営業中ですよっ!」










おわり