春輝くんの笑顔の魔法に
あらがえなかった私。
意志弱すぎ。
胸キュンの誘惑に弱すぎ。
「じゃあ……
ちょっとだけ……」
私はきちんと負けを認め
恐る恐る
春輝くんの膝の上に頭を乗せた。
ひょえぇええ!!
この状態は……
私的にやばいよぉ……
左のほっぺに触れているのは
春輝くんのズボンの生地。
生で、春輝くんの太ももに
触れているわけじゃない。
それなのに……
女の子よりはるかに可愛い顔とは裏腹に
太ももは筋肉で硬くて。
やっぱり男の子なんだって
気づかされて。
私の体中の血液が
沸騰しちゃうんじゃないかていうくらい
体中が火照ってきちゃった。
恥ずかしすぎだよ……
って……
ひょぇ! ひょえ!
手! 手!
春輝くんの手が、私の頭の上に!
やめて!! 本当にやめて!!
私の心臓、もたないから!!
血液が一気に駆け込んできて
破裂寸前だから!!!



