「もしかして、嫌だった?
僕の……ひざ枕……」
ひょぇぇぇぇ……
誰か……誰かいませんか?
今すぐ私を、助けてくれる人!!
私の横に腰かける美男子が。
弱りかけたワンちゃんみたいに
瞳をウルウルさせて。
切なそうに私を見つめてくるんです。
そんな目をされたら……
断ることなんてできないよ……
「嫌じゃ……ないよ……」
「じゃあ、僕の膝においで」
春輝くんのエンジェルスマイル
反則だから……
春輝くんの可愛さに
私の瞳が
破壊されちゃったから……
だって。
とびきり笑顔の春輝くんが
ご主人様に尽くす使命を持った
メイドさんに見えてきたんだもん。
ステッキ持って。
萌え萌えキュンって。
ね。
私、重症でしょ?



