「もう一回だけだから…… みゅうみゅう、ダメ?」 くぅ…… 可愛い…… 春輝くんのおねだり声が、 私の耳をくすぐって。 顔を隠していた手のひらを そうっと外してみた。 「可愛いウサギちゃん、見っけ!」 ひょ……ひょえぇぇぇ!!! 見……見つかっちゃった!! 私の目の前に、 女子の心を一瞬で虜にしちゃう、 キラキラなアイドルスマイルが咲いている。 贅沢すぎる。 私だけが、春輝くんの笑顔を 独占しているこの状況。 罪が深すぎて、 胸キュン警察に 逮捕されちゃいそうだよ!!