僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目


「みゅうみゅう、
 僕のこと、助けてよ」



「え?」



「みゅうみゅうのことが大好きすぎて、
 どうにかなりそうなの。

 僕を助ける魔法が使えるの、
 みゅうみゅうだけでしょ?」




「でも……
 私なんて……
 春輝くんと不釣り合いだし……」



「みゅうみゅうが
 可愛すぎるから?」



「ち、違うよ。そうじゃなくて。
 私……学校で……
 陰キャラだし……」



「それって、何か問題ある?」



 え?
 問題、ありありだよ。

 富士山くらい
 問題が山積みだよ。



 春輝くんと私を比べたら。


 太陽と影。

 アゲハ蝶となめくじ。

 清らかな山の水と、池の底のヘドロ。



 それくらい、春輝くんと私では
 キラキラ度が違いすぎるんだから。