僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目


 僕の口から言葉が飛び出る前に、
 みゅうみゅうが
 ボソリと何かをつぶやいた。



 今、なんて言ったの?

 僕、みゅうみゅうに
 なんて言えばいいの?



 どうしよう……
 どうしよう……
 え……と あ……と……
 


「ぼ……僕……
 行かなきゃ……」



 僕は
 みゅうみゅうの温もりに包まれていた手を 
 勢いよく引っこ抜くと

 顔も見ないまま
 この場から逃げ去ってしまった。