「マー君って、 真っ白なタキシードも似合うよね?」 「俺を褒めんじゃねえよ。 気色悪りぃから」 「本当はマー君。照れてるくせに」 「本番前に、キモイこと言ってんじゃねえよ」 僕とマー君のテンションが 普段通りに戻ったころ。 「本番前の緊張感、 あんたたちには無いわけ?」 艶っぽさを含んだ声が、 僕たちの前に降り注いだ。 ハッとなり、 マー君と同じタイミングで顔を上げる。 そこには、色っぽい美女怪人が、 僕たちを見おろし、ニヤケていた。