「あっ、ごめんね!!」 「え?」 「寒かったでしょ? ウサギちゃん」 ガバっと体を起こし 立ち上がった彼に、 いきなり両腕を掴まれた。 「大丈夫です」と答えてみたけど 全然大丈夫じゃない。 だって、 彼に触れられている腕が 悲鳴を上げ始めちゃったから。 脈がドックンドックンと 加速しているの。 止められないの。 だから今すぐ 手を放してください。 「ウサギちゃんは天使なの?」 「て……天使?」 「大丈夫なんて。 そんな優しい嘘 つかなくていいのに」