僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目


「私、蓮見 璃湖(はすみ りこ)
 アミュレットのマネージャーって、
 春輝から聞いてない?」



「駄菓子屋のヒーローショーをやるやらないで、
 もめたって」



「あの時はごめんね。
 私も本当は
 やらせてあげたかったんだけど……」



 え?



「だって初めてだったからね。
 春輝が自分のやりたいことを
 見つけてきたの」



「そうなんですか?」



「まさか春輝が、
 本気でアクションの稽古を、始めるなんてね。

 殺陣の基礎から学びなおしたいって
 言ってきたときには、
 幻覚でも見てるのかなって
 信じられなかったし」



 芸能人並みの白い歯を見せながら 
 アハハと笑い声をあげた蓮見さんが、
 言葉を続けた。