僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目


「美羽が、声弾ませて笑いながら
 子供とハイタッチしたりしててさ。

 教室でほとんど笑わない
 美羽とのギャップに……やられた……」



 ひょ……ひょえ!!



 ギャップにやられたって……

 波多野くんは
 本当に私のことが好きってこと?



 熱の籠った瞳に見つめられ
 かーっと、体中の温度が急上昇。



 波多野くんの顔が
 いつにも増して男らしくて、

 私の心臓が、波打つように
 勢いよく飛び跳ねだした。



 私なんかのことを
 好きだって思ってくれた男の子は
 波多野くんが初めて。



 こんな私でも
 好きになってくれる人がいるなんて
 嬉しい。

 嬉しくてたまらない。



 それなのに……