僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目


「波多野……くん……
 離して……」



「ごめん。ムリ」



「な……なんで?」



「俺が……
 美羽のことを……
 離したくないから……」



 ど……どういうこと?



 波多野くんの背中の熱が、
 ふれている私の胸にも伝わって来て。

 私の心臓が破裂しそううなほど
 バクバクしている。
 



「美羽、さっき俺に聞いたじゃん。
 『私のことが嫌い?』って」



「う……うん」



「嫌いだったら、
 美羽に会いに
 わざわざ遊園地なんて行かないし」



 ヒーローショーの時って
 本当に私に会いに来たの?


 なんで? なんで?