ひょ……ひょ……ひょえ!! これって…… 私が波多野くんを 後ろから抱きしめている状態だよ!! しかも私の顔が、 波多野くんの顔の真横にあるんだよ。 何? この状態。 絶対におかしいよね? この状況に脳が追い付かない。 頭の中は パニック状態で脳がグルグル。 とりあえず 波多野くんから離れなきゃ!! そう思って 自分の腕を後ろに引っ張ってみたけれど、 全然ダメ。 波多野くんの力が強すぎて 私を離してくれない。