「僕、今からマー君に
 甘えちゃおうと」



「はぁ?」



「一緒に考えて。
 みゅうみゅうが僕の泥沼に
 どっぷりつかっちゃうくらい、
 好きになってもらえる方法」



「めんどくせぇ……」



 呆れ声が
 部屋にこだましたけれど。


 マー君の表情は
 真っ黒い雨雲を蹴散らす太陽のように
 さわやかでキラキラと輝いていた。