「それにね
 僕ならみゅうみゅうを
 守ってあげられるよ」


「ん?」


「僕、持っているから。
 しーちゃんもみゅうみゅうも守れる
 絶対的な切り札」


「何……それ……」


「それは、内緒!」



 春輝くんがとびきりの笑顔で
 ウインクをした。



 春輝くんの瞳から飛んできたハートが
 私の心に突き刺さって

 心の中がメロメロに溶かされていく。


 春輝くん……
 可愛すぎ……


 
 春輝くんの無敵の可愛さに
 あらがえるわけもなく

 『ついてこないで』なんて
 これ以上、言えなかった。