僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目


「ファンの子に見られたら……
 春輝くんが困るでしょ……?」


「大丈夫」


「大丈夫じゃないよ」


「だから、大丈夫なの。
 電話でマー君に頼んだから。
 結界を張ってって」



 こんな時に
 真顔で冗談言えるなんて。

 春輝くんの頭の中
 どうなっているの?



 生クリームみたいに
 甘くてトロトロなの?



 想像したら、笑えてきちゃった。

 フフッて
 鼻から息が漏れちゃった。


 
 心の中が、少しだけ軽くなって。

 私は自分の欲求に従うように、
 春輝くんの太ももの上に頭を乗せた。



 春輝くんの手のひらが、
 私の頭を優しく撫でてくれる。


 なんか……
 安心する……