「なぁ、珠汐奈」 「何?」 急に声色が変わると少し焦る。 「半年後、お互いここを出てもまた5年後の7月31日、会ってくれるか?」 「うん。絶対会いに来るよ」 「そう言ってくれると思ってた。やっぱ俺......」