「ねぇ〜由美〜クリスマスイブに夜景見に行こう〜」

アキが雑誌をパラパラめくりながら話し掛けてきた。

アキの部屋は一人でいると寒いけど、二人でいると暖かい。

今も暖房無しでいる。

「私オススメのスポット知ってるんだ!」

パタンと雑誌を閉じて、私の方にすりよってきた。

私女やけど…アキかわいすぎるよ。

私もアキの頬に自分の頬を擦り寄せて、はにかみながら言った。

「行こうか!」


こうしてうちらはイブにデート(?)することになった。