「実の親からそんなこと…ひどすぎるよ」

松田はまるで自分が虐待を受けてきたような顔をしながら言った。


私が親から虐待されてきたこと聞いて、何を思ったのかな?

覚悟していたけど…やっぱり怖い。

どこにも行かんといてって…離れないでって思っちゃう。


「俺何も知らんかった…」


「ごめんね、話せんくって…」




それからうちらは黙々とご飯を食べた。