溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 せめて昼休みや放課後になれば誰かが来てくれると思っていたけど……。今はテスト前で部活動はないし、今の時期、体育の授業はマラソンの練習で倉庫にある器具は使わないから、ここに来る人もいないことに気がついた。





 もしかしたら、このまま誰にも気づかれずに夜になってしまうかもしれない……。そんなことを考えたら、怖くて体が震え出す。






「怖いよ……っ」







 私、このままどうなっちゃうの? 誰か……お願い、助けて。怖い、寂しい……。じわりと涙が溢れてきて、止まらなくなる。お願い。気づいて、誰か助けてっ!!






「湊、せんぱい……っ!!」






 無意識に、その名を口にした。その瞬間。






 ――ドンッ!!






「莉子!!」






 ……え? 湊、先輩?