溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 私じゃ力不足かもしれないけど、先生が戻ってくるまで他の委員もいないので、今動けるのは私しかいない。救急道具を一式持って、その女子生徒のあとを走って追いかける。





「ここ!」




「はいっ。……って、え?」





 女子生徒に案内された場所に、一瞬不思議に思った。





 体育館倉庫? こんなところでケガしたの? でも、もしかしたら器具が倒れてきたとか、そういうことかもしれない! ひとまず言われるがまま中に入って、ケガ人を探す。でも、どうやらケガ人らしき人は見当たらない。






「あの、どこにケガをした人が?」





 ――ガシャンッ!!





 振り向いたときには、扉が大きな音を立てて閉められていた。





 ……え?





「バーカ。そんなのいない」