溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

「うん」





「お疲れ様」






 他愛もない会話をしながら、冷蔵庫のお茶を取り出し喉を潤す。





「最近、母さんどう?」




「どうって、別に、いつもどおり」





 基本的に、この家に母親が帰ってくることはない。母親の浮気で両親は離婚し、今も相変わらず。別に、どうでもいいけど。それは紛れもない本心で、寂しいと思ったことはない。






「……なんか兄さん、雰囲気変わった?」





「え?」






 唐突に聞かれ、思わず言葉に詰まった。雰囲気?






「やわらかくなったっていうか……何? 恋でもしてるの?」






 図星を突かれ、ビクッとあからさまに反応してしまう。京壱はすぐに察したらしく、目を大きく見開いた。






「……え? ほんと?」