無意識の上目づかいにドキッとしつつ、「どうした?」と聞く。
「あの……」
「ん?」
「今日の湊先輩、すっごくかっこよかったです!」
……っ、え? 予想外の言葉に、一瞬息をするのも忘れた。今、なんて?
「……あっ、今日だけって意味じゃなくて、いつもかっこいいですけど、今日は特別かっこよかったっていう……あっ!」
夢のようなセリフを口にする莉子だったけど、話している途中で自分がどれだけすごい発言をしているのか気づいたらしい。顔を真っ赤に染めて、両手で顔を隠した。
ぷしゅっと、今にも湯気が出そうなほど真っ赤になっている。
「あ、あの……今の忘れてくださいっ!」

