溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)






 興奮が冷めやらぬ様子の富里に、朝日が笑っている。






「ありがと。湊と俺、どっちがかっこよかった?」





「朝日先輩!!」






 いつもは朝日の前でモジモジしている富里だが、興奮しているせいか恥じらいもなく言いきった。それが予想外だったらしく、朝日が一瞬動揺したのがわかる。





「……ありがとう」






 朝日が照れている姿がレアすぎて、飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。莉子はというと、楽しそうにニコニコと俺たちを見ている。その姿が、とにかくかわいい。






「でも、サッカーの公式試合って初めて見たんですけど、すごく楽しかったです!」






 そう言って笑う莉子のまわりに、花が舞う幻覚すら見えた。よかった、楽しんでくれたみたいで。