溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

「これ着てて。寒さと虫除け対策……ってね」




「虫除け?」





 こいつ、もしかして……。富里は不思議そうな顔をしているが、俺はなんとなく、朝日の本心を察してしまった。






「ねぇねぇ、湊のどこがいいの? 超無愛想じゃない?」






 少し目を離した隙に、後ろから来た先輩に声をかけられていた莉子。チッ……どいつもこいつも……。





俺が止めに入るより先に、莉子が困ったような表情をしながら口を開いた。





「えっと……。と、とても、優しいです……」





 ……っ、え?





「フゥ!!」





 茶化すような声が周辺に上がる中、俺は莉子の発言に、言葉を失っていた。そんなふうに……思ってくれてたの?





「なんだよ、バカップルかよ!?」