溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

ぱぁっと顔を明るくさせて、さらにデレデレし始める先輩たち。前の席では、朝日と富里もちょっかいをかけられている。






「朝日の彼女? めっちゃきれいだね?」




「か、彼女じゃないです!」




「え! そうなの? じゃああとで連絡先交換しよーよ!」




「あ……。えぇっと……」





 一人の先輩がしつこく富里に迫ると、朝日がスッと立ち上がって言った。






「ダーメ。紗奈ちゃんに手出さないでください」





 その顔はいつもと違って、少しだけイラついているのがわかる。





 ……ん?





「つーか、紗奈ちゃんさっきから思ってたけど、寒くない? はい、これ」





 朝日はそう言って、予備のジャージを富里の肩にかけた。